わたしはサムじゃない/ジャック・ケッチャム&ラッキー・マッキー
ケッチャム版「喰う寝るふたり 住むふたり」!? 面白いし、新境地かもしれないけど、やはり物足りなさを感じてしまう。
扶桑社のブログに書いてあることもまあ、ですけど、ケッチャム作品に求める水準は高いので仕方ないです。
モンスターズ: 現代アメリカ傑作短篇集
あわよくば、ぐらいの気持ちで読んだけどダメでした。一編ぐらい怖いのがあって欲しかった・・・
ブラック・ユーモア選集〈6〉外国篇 (1976年)
ブラック・ユーモア選集〈3〉北京の秋/ボリス・ヴィアン
昔、早川の本を買うとたいてい「異色作家短編集」と「ブラックユーモア選集」の広告が載っていて、なかでも「<北京>とも<秋>とも無関係、だからあえて<北京の秋>とした~」という『北京の秋』の紹介文は印象に残っていました。昨年の秋に娘の下宿近くの古書店で見つけた時には「ようやく出会った!」と喜んだものの、これは一体なんなのか? ブラック・ユーモア選集外国篇のほうもさっぱりで。私には小説におけるブラック・ユーモアというものがわからないのかもしれません。それに比べると異色作家短編集はわかりやすいこと、そら新装版も出るよなあと納得。
植物図鑑/有川 浩
家にあったので手に取ってみたら、なんだこの設定。今どき少女マンガでもこれはないわ、とか言いつつも引き込まれ、ついついヨダレが。イタドリぐらいしか食べたことないなあ。庭の雑草も・・・
ギレルモ・デル・トロ 創作ノート 驚異の部屋
ようやく読了。改めて彼の想像力に感銘すると共に、それが独創的といよりもジャンルの伝統をしっかり受け継いだものであることがなによりも素晴らしいなと。CGによってどんな表現でも可能になった現在では、想像力こそが最高の武器、今後も他の追随を許さない映像を見せてくれることでしょう。『狂気の山脈にて』、いつか見れますように!
音楽嗜好症: 脳神経科医と音楽に憑かれた人々/オリヴァー・サックス
音楽ってなんやろう?と思うことはわりとあるんですが、本書に挙げられた様々な症例を読んだ結論は・・・やっぱり音楽ってわからない。フロイトは音楽に惹かれる理由がわからない故それを遠ざけたそうだけど、私はわからないから好き。いつまでも飽きない。それでいいのでしょうきっと。
僕だけがいない街 (5)/三部 けい
いやもうクリフハンガーな終わり方が最高です。物語の展開は考えない派の私でも「いや、あれはアレやろう」などと考えてしまいます。ワクワクさせてくれてありがとう。あとは人気だからと無駄に引き延ばすことなく完結することだけを願います。
なかじまなかじま/西 炯子
打ち切りですか? と思うようなあっけなさ。勿体ない。
まだありますが続きはまた。