米国の死刑、執行失敗例では中世並みの悶絶
1983年にはアラバマ(Alabama)州で、電気椅子の発火事故があった。ジョン・エバンス(John Evans)死刑囚の足に取り付けられた電極が燃えあがったのだ。左のこめかみ近くに取り付けた電極もトラブルを生じ、顔を覆っていたフードの下から煙と火花がもれ出た。執行はやり直されたが、煙と体の焦げた匂いがたちこめるなか、エバンス死刑囚の心臓はまだ動いていた。3度目のスイッチが入れられたが、エバンス死刑囚がようやく息絶えたのは、それから14分後だった。
電気椅子による執行の失敗はその後も各地で続いた。
そのまんまですやん。『気象予報士』というちょっと変な小説にもこういう場面があって、しかもそれが「キング絶賛」ものだったので、もしかしてキング先生パクッたのでは? なんて思っていたけど、現実によくあることをモデルにしただけですか。しかし、「電気椅子による執行の失敗はその後も各地で続いた」というのが怖いですね・・・