ベストセラー本と図書館の死
日本における、キングファンのポータルサイトとも言うべき
「スティーヴン・キング研究序説」を運営されているtkrさんのブログにリンクさせていただいた。
やはりここでも自分で本を買うことの重要性を指摘されている。「未来の出版業界を支える」ために「未読の塔の建設」を。ただ漫然と買うのではなく、出版業界を支え、育てていくという意識を持ってということでしょうか。特に男性諸氏、お金を使わないと、自分の好きな市場が消えてしまう恐れもあることをお忘れなく。
それにしても、一つの図書館に「ハリー・ポッター/炎のゴブレット」が150セットもあるなんて異常。音楽の世界で、P2Pのソフトを利用する人は、そうでない人よりも沢山CDを買うという統計があると聞いたが、図書館をよく利用する人は、そうでない人より沢山本を買うはず。新しい作家やジャンルに出会う機会を作ってくれる図書館は、うまく利用すれば読者、作家や出版社双方にとってメリットがあるはず。誰もが極端に走らず、目先の利益にとらわれず、中庸をめざせばと思うのだけれど、誰もが余裕がないから難しい。最終的には「景気」の問題ということなのか。