「パンク以降のD.I.Y.精神に裏付けられた天邪鬼さ」これが私がニュー・ウェイヴにあれほど惹かれた理由だ。とにかく人と違うことを、自分たちなりの工夫で表現すること。そんな情熱に溢れていた時代だった。化粧をする、セーターをズボンに入れる(ギターはバタやん持ち)、フリルのブラウスを着る、ジャズ、ファンク、モータウン、スカ、ダブ、ボサノバ、アフリカ等々あらゆるジャンルのサウンドを取り入れる(ロックでなければなんでも!)。アイデアだけが先走った、稚拙な音も多かったが、爆発的に様々なスタイルを生み出した功績は称えなければならないだろう。
昨日の「特選」に対して、今日はちょっと裏っぽい5枚を紹介。
WHAT'S THIS FOR...!/KILLING JOKE
踊れるパンク。"TENSION"を"マイ・シャローナ"と間違う奴は許さん。
SIGNING OFF/UB40
音は悪いが内容は最高。太陽ではなく夜が似合うレゲエ。
THE NEW AGE STEPPERS
いっちゃってるダブ。
MARIGOLD/MARI WILSON
極甘ヴァーチャル・ポップ。
SECONDS OF PLEASURE/ROCKPILE
枯れたパワー・ポップ。