ディグ・プレゼンツ・ティスクガイド・シリーズの一冊。イギリスのニュー・ウェイヴだけに的を絞って、500枚のアルバムと数十枚のシングルが紹介されている。
私はクィーン、キッス、エアロが御三家と言われていた頃から(もう30年ぐらい前だ)ロックを聴いているが、1980年から84~85年あたりは、ほぼニュー・ウェイヴ系の音のみを聞いていた。だからこの本に載っているアルバムは、どれもこれも懐かしく、やはり同じような音を聞いていた妻と二人で大いに盛り上がった。ニュー・ウェイヴ系のレコードは、ジャケットのデザインが優れたものも多かった。特に美しかったエコ・バニやジョイ・ディビジョンなどは処分せずに置いておけばよかったと後悔することしきり。
500枚のアルバムの選択に関しては言いたいこともあるけれど、まずまず妥当なところを押えていると思う。さてこの中から私が「特選アルバム」を5枚選ぶとしたらこんなとこかな。
BLACK SEA/XTC
ヒネクレ者アンディ・パートリッジが元気一杯だった頃。悪いわけないでしょ。
HIGH LAND,HARD RAIN/AZTEC CAMERA
瑞々しさと高い完成度が同居。この頃ロディ君まだ10代。恐るべし。
SONGS TO REMEMBER/SCRITTI POLITTI
ベックファンにぜひ。
THE SPECIALS/THE SPECIALS
「カッコよさ」でこれにかなうものなし。
UPSTAIRS AT ERIC'S/YAZOO
元祖ガラージュ。踊れ。
UKニュー・ウェイヴ―Extensive...The Dig presents disc guide series (11)