この本を読んでわかるのは、人間はミミズについてはまだまだ何も知らないということ。研究者者にしてからが、種類の同定にさえ苦労しているのが現状のようで、本書の中にも面白い話はあるものの消化しきれていない感じ。著者の中村方子さんに対しては、非常に行動力のある素敵な方だなとは思うんですが、肝心のミミズの話がもの足りない。でもこの
中村方子さんのインタビューを読むと、ミミズの研究があまり進んでいない理由もわかったので、仕方ないのかなと、とりあえずは納得。
私がミミズに興味を持ったのは、我が家の庭の土壌が粘土質で非常に悪いので、ミミズを使って改良できないかなと思ったため。「ミミズ」で検索してみると中村さん以外にもミミズにはまってる人が多くてビックリ! うーん、やっぱりコンポストなのか。ただ単にミミズを買ってきて、庭に放すだけじゃだめなのかな・・・。