なぜ今まで読んでなかったのか自分でも不思議な『エンダーのゲーム』、当時は『ニュー・ロマンサー』に打ちのめされてサイバー・パンク以外は読む気になれなかったから? ともあれ、最高でした。先人のものを受け継ぎ、それに自分なりの持ち味を加え、また後につないでゆく、そんな「物語の大きな川」みたいなのがあると思うんですが、これはその流れの中でも特に大きな節目になるような作品。だから逆に新鮮味は無かったりするけど、それは仕方がないこと。そういえばキングも昔は「新しい要素がなにもない」とか言われてましたね。映画化だそうですが、どっちかといえばアニメがよかったな、Production I.G制作で。 姉妹編『シャドウ』は面白いながらも蛇足感があれです。
アマゾンでキンドル本のセールを週替わりでやっているのを最近知って、270円程度だったので思わず買った『スローターハウス5』、実は恥ずかしながらこちらもはじめて、というか初ヴォネガットだったんですが・・・・ガーン、これは集大成的な作品だったんですね、えらいこっちゃあorz 安いものにすぐ飛びつくからこれですわ(涙) 初キンドル本でもあったのですが、辞書はひきやすいしメモもとれるし、なかなか良いアプリやと思います。Paperwhiteがちょっと欲しくなってしまいました。
『ビッグ・ドライバー』はやはり短い、もの足りない。いや、もしかして長さだけのせいでは・・・・・・・・・・
『喰う寝るふたり住むふたり』はわりとなんてことない話なのに、同じ話を男目線、女目線の両方から書くだけでこんなに! いやいや実際は相当大変やと思います、面白いっす。『少年ノート』も絶好調、いつも泣かされてます。
『寺田克也ココ10年』は先日行った展覧会の図録。アマゾンでも買えます。カラーが少ないし、版も小さいのが残念だけど、本人の解説付きで情報量はすごい。もう一回行きたいなあ。もう一度これ見たいなあ↓
大好きなデビルマンと、これまた大好きなフラゼッタが寺田克也を通して出会ったような、なんというオレ得な一枚、いやもうたまりません。