『J・G・バラードの千年王国ユーザーズガイド』、こういう本は借りて読んではだめだ。手元に置いておくべき。
『うどんの女』、うどんとエロ、うどんがエロ?
『空の中』、頭撫で初登場。あれって抵抗ないのかと読むたびにひっかかるんですが。
『ロックと共に年をとる』、音楽とかかわる仕事として、新聞社の文化部なんてのがあったのかとまず関心。著者は私と同世代だけど、パンク/NWがダメでプログレに走ったという保守派。ベテランの来日ライブに行こう、ロックフェスに行って新しいバンド、アーティストとの出会いを見つけようはいいんだけど、ロック自体が昔と違ってメインストリームでないことに直接には触れられていないのがなんとも。ロックに対するこだわりを持ち続けても、別に何もええことないのに。
『特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話 』、本書を読んでいると、翻訳を含め書くことと遊ぶことだけでも超精力的だと思うのに、それにさらにあの驚愕の読書量ですから、いったいどう時間をやりくりしているのか謎です。白石朗さんのこともちらっと。
『聖餐城』、タイトルから勝手に怪奇/幻想/耽美系を予想していたのに、重厚な歴史ものでした。
『女たちの怪談百物語』、女性作家10人が実際に集い、作法通りに99話の怪談を語り合ったという企画の素晴らしさ。ひとつひとつの話はオチがなかったり、ユーモラスであったりと比較的軽いものが多いのに、それらが集まることによってなんとも怪しい雰囲気が。遅くに風呂に入ったときや、夜中に目が覚めた時に思い出してしまい・・・やっぱり実話系は苦手です。
メディアファクトリー (2010-11-17)
皆川 博子 / 光文社 (2010-04-08)
沼田 まほかる / 新潮社 (2008-01-29)
アーシュラ・K・ル=グウィン / 河出書房新社 (2011-08-20)
大森 望 / 研究社 (2006-03-12)
西田 浩 / 新潮社 (2010-10)
有川 浩 / 角川グループパブリッシング (2008-06-25)
えすとえむ / 祥伝社 (2011-09-08)
J.G. バラード / 白揚社 (2009-06)