4月8日、尼崎のアルカイックホールでジェフベックのライブを見てきました。前回のバンドが素晴らしかったので今回はどうかな?と思っていたのは私だけではないでしょうが、今回も凄かった!
まずドラムのナラダさん、テクニックがどうのと言うよりとにかくパワフル。昔に比べて体格が2倍ぐらいになったのがだてじゃないというか、比喩でなく地響きがするような叩きっぷり。そしてベース。タルちゃんが去って泣いたのも、これまた私だけではないと思いますが、ごめん、あっさり身を翻します。ロンダ姉さん最高!! テクニックは言うに及ばず、プレイスタイルの幅の広さ、そしてなによりファンキーさを持ち込んでこれたことが個人的にめちゃめちゃ嬉しく、それに加えてボーカルがまた! "Rollin' And Tumblin' " と "(I Want To Take You) Higher" は私にとって今回のハイライトでした。おまけにルックスもまた、ですからそりゃあ惚れてまうやろ。新作の歌ものも聞かせて欲しかったけど、そのあたりは先生義理堅いのかな。ジェイソン・リベロは・・・化粧してなかった?気のせいかな。なんかニューカマー風。正直ソロはつまらないけど多彩で使える人って感じですかね(←いかにも興味なさげでごめん)
そしてベック先生、前回のいかにも楽しそうな雰囲気とは違うけど、これが普通なんでしょうたぶん。ハーモニクス、トーンやボリューモのコントロール、アーム使い、そして何度見ても何やってるかわからない "Angel (Footsteps) " でのスライドバー使いなど、他のギタリストとは一線を画した技にもうトロトロ。新作からも多くプレイされ、現役感バリバリ、自分でも充実感あるんやろなと思わされます。
ひとつだけ文句を言うと、今回のセットリストはじっくり聞かせるタイプの曲が若干多すぎ、もう少しアグレッシブなプレイを聞かせて欲しかったところ。
最後にジェフベックこそサマソニやフジロックに出るべきだと思う。野外に響く"Over The Rainbow" なんて聞いた日にゃ、若い連中もKOでしょう。ギター好き(特にオヤジ)だけに彼を独占させるのは本当に勿体ないことだから。