小品ながらも、よくできていて楽しめた『ファイナル・ディスティネーション』の続編。予知によって大事故から逃れた生存者たちが、次々に無残な死を遂げていくパターンは前作と同じ。死神の手口はさらにエスカレートし、『オーメン』ってなんて牧歌的だったんだろうと思えるほど。結末は前作より甘口なところが、評価の分かれ目になりそう。トニー・トッド(キャンディマン!)はいい味出しまくり。このシリーズの最大の成功の原因は、モンスターを登場させなかったことにあると思う。たぶん3作目も作られるだろうが、絶対に死神を登場させないで欲しい。