ウイリアム・ギブスンとブルース・スターリングの共著で、
「スチームパンク」の先駆けとなった記念碑的傑作(というか、実質スチームパンクってこれだけでしょう)とされる『ディファレンス・エンジン』が復刊、9月5日発売になります。
復刊ドットコムでも132票のリクエストを集めた待望の復刊。実は私はハート゜カバー持ってたけど、読んですぐ売ってしまいました。当時はとにかく『ニューロマンサー』にメロメロだったので、それと同じようなものを期待していたのに全く違ってがっかりしたからだけど、今なら別モノとして楽しめるのではないかと期待してます。小説としての出来があまりよくなかったような記憶がなきにしも、だけどとにかく買うよ。
これは「ハヤカワ文庫の100冊」キャンペーンの一冊として出るようで、他のラインナップは
じょえるさんも紹介されていた『天の光はすべて星』フレデリック・ブラウン、『闇の公子』タニス・リーをはじめ、『宇宙飛行士ピルクス物語』スタニスワフ・レム、『死よりも悪い運命』カート・ヴォネガット、『時計仕掛けのオレンジ 完全版』アントニイ・バージェスあたりが新刊扱い、他にも『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、『闇の左手』などはカバーが変わるとか。ハヤカワの
新刊のページを見ると『ヒルダよ眠れ』の新訳や、人気の高い『シャドー81』の復刊なんてのまであって、えらいことになってます。
『時計仕掛けのオレンジ 完全版』って?? 「前文庫版には未収録だった最終章を付加! 本当の結末に驚愕せよ」だって。めちやめちゃ気になるなあ。9月5日といえばジョー・ヒルの短編集も出るし、とにかく楽しみ。しかし、どれから読めばいいんだろう?