マキシマム・ジョイがCD化というニュースは聞いていたものの、知らないうちにRIP RIG & PANIC のオリジナル・アルバムがボーナス・トラック付きでCD化されていた。えらいこっちゃとさっそく「God」と「i am cold」を購入。1枚2800円と高かった(*)けど長年待っていた"You're My Kind of Climate"の12インチバージョンが聞けて最高。うれしいことに"Storm The Reality Asylum" もExtended Mix だし。えせフリー・ジャズみたいな曲は今聞くとちょっとなぁというところですが。
RIP RIG & PANICといえばコンサートにも行きましたが、その時に見たまだ10代だったネネ・チェリーのエネルギッシュさは忘れられない。しかしそれ以上に、民族楽器を弾きながら延々とひとりで「村の畑でよ~」みたいな感じで歌い続け、しびれをきらしたマーク・スプリンガーが"Climate" のイントロをピアノで弾き始めても自分の世界から帰還せず、コンサートのムードをブチこわした、彼女のおやじのドン・チェリーの印象は強烈だった。おかげてその日 "Climate" が聞けなかったことを私は今でも怨んでいるぞ。
ただこのCD、LPの素晴らしかったデザインの片鱗も感じさせないジャケットのチープさは最悪。
(*)最近買ったCDはシェリル・クロウ1280円(アマゾン)、サンタナ1400円、エミネム1480円(どちらも三宮の電気屋)とか安いのが多かったので。