全くなにも考えないで小説を読む私は少数派? 先の展開や結末を予想しながら読む派の人のほうが多いようだけど、ジェットコースターでもコースが見えない後ろの席のほうが怖いって言うじゃないですか。だからなにも考えずに、読み始めたら流れに身を任せたほうが楽しめると思うんですが。いや、何の話かというと、『パインズ』の感想が気になりまして。この作品、帯で「このラストは絶対予測不能!」と煽っているせいか、「予想できた」とか「予想の範囲内」的なことを書いている感想を多く見かけましたが、なんだ読みながら著者と(あるいはそんな帯の文句を書いた編集者と)対決でもしているのかと思ってしまいました。もちろん楽しみ方はそれぞれだけど、自分の予想の範囲内の展開なんてがっかりしませんか? それとも小説の楽しみを犠牲にしてもプライドを満足させるほうが良いのかな? 少なくともこの『パインズ』に関しては、予備知識なしで身を任せるほうが楽しめると思います。好き嫌いの分かれる作品だと思いますが私は好きです。 予想はしない、考えないようにしているけど、期待はしちゃうんですよね。こればかりはどうにもなりません。
『残穢』は形式が最高。あまり何を読んでも怖がらない妻が「これは怖い」と申しておりました。
『遠野物語拾遺retold』、読みやすくて良い。remixも読もう。
『北欧の神話―神々と巨人のたたかい (世界の神話)』、ロキさん面白すぎ! 山羊と綱引きのところとかトム・ヒドルストンで想像してしまいますがな。でもトムさんのロキってちょっと線が細い・・・個人の感想です。
『LEVEL3 (Bonus Edition)』、初回盤、通常盤、LPに続き、です(苦笑) シングル「Spending all my time」をはじめて聴いた頃は、まだEDMという言葉も馴染みがなかったもんだと一人しみじみ。
プリンス2枚、Aphex Twin、フライング・ロータス、スリップノットなど気になる/欲しい新譜が9月から10月にかけてどっと出た中で、自分にとって「今一番聴きたいのはどれか」と考えて選んだのがtofubeats でした。内容詰め込み過ぎ、価格がんばり過ぎで心配になる程。M14から16の流れが最高。こんな人がもっと出てきたら面白くなるのにな。神戸在住、Perfumeファンとしては私よりも先輩ということでも勝手にシンパシー感じています。
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| 山室 静 / 筑摩書房 (1982-01) |
| ブレイク クラウチ / 早川書房 (2014-03-07) |
| tofubeats / ワーナーミュージック・ジャパン (2014-10-01) |
| 京極 夏彦 , 柳田 國男 / KADOKAWA/角川学芸出版 (2014-06-10) |
| Perfume / Wrasse Records (2014-10-27) |
| カレル チャペック , Karel Capek / 早川書房 (1998-12) |
| 小野 不由美 / 新潮社 (2012-07) |
| 皆川 博子 / 光文社 (2013-08-22) |