ヘヴィー・メタル界を代表するシンガー、RONNIE JAMES DIOが死去
私がはじめて行ったロックのコンサートは、1976年12月のレインボー初来日公演。当時の私にとってのヒーローだったリッチー・ブラックモアに痺れたのは言うまでも無く、パワフルなコージー・パウエルのドラムとロニー・ジェイムス・ディオの圧倒的な歌唱力にも圧倒された。78年の2度目の来日も見に行った。
その後Dio様はレインボーを去り、私もハードロックから遠ざかってしまったけど、ヘビメタ好きの友人TにDio様と一緒に写った写真(身長180以上のTと並んだDio様は、どう見てもドワーフのようだった)を見せてもらったりしたせいか、強い印象をいつまでも持ち続けていた。
昨年は"Rising"のCDを買ったり、映画「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」でも健在ぶりを見ることができ、「あー、やっぱり自分にはスマートなZepより、レインボーがええわ。なんかこのごろDio様と縁があるな、近いうちに"On Stage"も買わないかんな」とか思っていたら・・・・・
ハードロックのボーカリストといえばハイトーンとシャウトが定番だけど、Dio様はそれとは違いじっくり聞かせるタイプで、唯一無二の表現力が最大の魅力。Dio様未体験の人はぜひ一度、"Rising"に収録の""Stargazer"を、あの延々といつまでも続くエンディング・パートを聴いてほしい。
しかし「ヘビメタ界の北島三郎」と呼ばれているとは知らなんだ。訃報でも名前より先にそれが出るのはいかがなものか。ともあれ心から御冥福をお祈りします。