舞城王太郎の『深夜百太郎 入口』の中の一編、「家族の手」にキングの作品名がずらずらと出てきます。ベッドで小説を読みながら寝るのが好きな子供。初めは背伸びして難しい本を手にしてすぐに寝落ちしていたのが、キング作品に出合ってどんどん夜更かしするようになると不思議なことが。いつも寝落ちた後に部屋の電気を消し、本をテーブルに置いてくれていたのは・・・・
『深夜百太郎』は舞城王太郎版「百物語」で、100日間にわたって全100話の怪談をツイッターで発表したのをまとめたもの。私はまだ前半の入口しか読んでいませんが、どれもがこの短さなのに舞城王太郎の魅力(西暁!)と、(実話系には無い)小説としての魅力に溢れていて最高です。
宮部みゆきの書評も最高。
多彩な百物語「参った」
怖い話好きはぜひ。
深夜百太郎 入口